フルミストについて
インフルエンザワクチンの違いについて

 

 

点鼻のワクチン
(フルミスト)

注射のワクチン

対象年齢

2~18歳

生後6ヶ月以上

接種回数

1回

12歳までは、2回を推奨

13歳以上は、1回

ワクチンの種類

弱毒生ワクチン

不活化ワクチン

接種方法

両方の鼻の穴に点鼻

腕に皮下注射

痛み

点鼻時の刺激性はない

あり

効果のある期間

1シーズン

およそ3~6ヶ月程度

頻度の多い

副反応

発熱、鼻汁や鼻閉、咽頭痛、咳嗽

※生ワクチンのため、接種後1か月程度はインフルエンザ検査で陽性となる可能性がある。

発熱、接種部位の腫れ、赤み、痛みなど

運動や入浴

激しい運動は避ける

入浴は行ってよい

激しい運動は避ける

入浴は行ってよい

接種後の注意

接種後1~2週間は、乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えた方が良い。

通常の不活化ワクチンと同様

1週間程度は、副反応に注意

料金

8,000円

1回 4,200円

(2回の方は計8,400円)

予約

WEB予約

※定期接種との同時接種は出来ません

WEB予約

※定期接種と同時接種をご希望の場合は、9/24以降に「定期予防接種」の予約ページからお取りください

※詳しくは、予防接種の説明書をご覧ください
※当院での接種の様子を見ていると、泣いたり、嫌がったりせずにできている子が多いです。

 

 

フルミストについて


本ワクチンはインフルエンザウイルスを弱毒化した生ワクチンです。接種後に体の中で増えたワクチンウイルスに対する免疫ができ、インフルエンザウイルスの感染を予防します。
一方、本ワクチンの接種に伴う副反応として、鼻閉・鼻漏、咳嗽、口腔咽頭痛、頭痛などがみられることがあります。また重い副反応としてショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管性浮腫など)や、海外ではベル麻痺を含む脳神経障害、脳炎、けいれん(熱性けいれんを含む) 、ギラン・バレー症候群(手足に力がはいらない、しびれ、食べものが飲み込みにくい、呼吸が苦しいなど)、血管炎(発熱、頭痛、倦怠感、紫斑、紅斑など)などが報告されています。
なお、副反応による健康被害が生じた場合の救済については、健康被害を受けた方または家族が独立行政法人 医薬品医療機器総合機構法に基づいて手続きを行うことになります。 
詳しくは独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のホームページ(https://www.pmda.go.jp/)をご覧ください。

接種対象者


2歳以上19歳未満
※当院では、中3(15歳)までの方が対象です

接種方法


0.2mLを1回(各鼻腔に0.1mLずつ噴霧)
※1シーズン1回の接種となります。

接種ができない方


1)明らかに発熱している方(通常は37.5℃を超える場合)
2)重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
3)過去に本ワクチンに含まれている成分で、アナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のひどいじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)を起こしたことがある方
4)明らかに免疫機能に異常のある疾患をお持ちの方、免疫抑制をきたす治療を受けている方
5)経口または注射の副腎皮質ホルモン剤を使用している方
6)妊娠していることが明らかな方
7)その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方

予防接種を受ける際に医師と相談していただく方


1)ゼラチン含有製剤またはゼラチン含有の食品に対して、ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管性浮腫など)などの過敏症を起こしたことがある方
2)心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある方
3)過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性の発疹などのアレルギーを疑う症状がみられた方
4)過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある方
5)過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方、または近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
6)重い喘息のある方または喘鳴の症状のある方
7)薬の服用または食事(鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもの)で発疹が出たり、体に異常をきたしたことのある方
8)発育が遅く、医師、保健師の指導を受けている方
9)妊娠中または妊娠の可能性のある方(接種前1か月間避妊していない方)、授乳中の方
10)サリチル酸系医薬品(アスピリンなど)、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸を服用している方 


予防接種を受けた後は以下の点に注意してください


1)接種後は、ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管性浮腫など)が起こることがありますので、医師とすぐ連絡が取れるようにしておきましょう。
2)接種当日は過激な運動は避けてください。また、健康状態に十分注意し、体調の変化、高熱などの異常な症状を呈した場合には、すぐに医師の診察を受けてください。なお、接種当日の入浴は差支えありません。
3)妊娠が可能な方は、接種後2か月間は妊娠をしないように注意しましょう。
4)接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えましょう。